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奥歯を抜いたまま放置すると・・・見た目以上に深刻な問題が起こりますよ
奥歯がなくなってしまった。
奥歯だし。見えないから放置しておこう。
ついついそう思ってしまいますよね。でも、これ、絶対ダメですよ。奥歯を抜いたまま放置すると、見た目以上に深刻な問題がいくつも起こります。以下は放置したときに起きる主な影響です。
1. 噛み合わせが崩れる(隣や反対の歯が動く)
- 抜けた部分に隣の歯が倒れてくる。また、反対側の歯が伸びてくることがあります。
- 結果として、かみ合わせ全体のバランスが崩れ、他の歯にも悪影響が・・・
2.あごの骨がやせる
- 歯を抜いたあとの顎の骨は、噛む刺激がなくなることで徐々に吸収されて痩せていきます。
- 骨が痩せすぎると、後からインプラントを入れたくても骨が足りずに困難になる場合があります
3. 噛む力が弱くなり、消化や栄養に悪影響
噛めない部位ができると、片側だけで噛むクセがついたり、噛む力が弱くなります。すると、胃腸に負担がかかりやすくなったり、食べる物の選択肢が減って栄養バランスが崩れることもあります。
4. 認知症リスクの増加
- 噛むことが脳への刺激になることが近年の研究で分かってきています。
- 噛む回数が減ると、記憶を司る海馬の活動が低下し、認知症のリスクが高まります。
5. 見た目・発音・口臭などにも影響
- 抜けた奥歯の本数が多くなると、頬がこけたり、老けて見えることがあります。
- 噛めないことで発音や滑舌が悪くなったり、口の中の清掃性が悪くなって口臭が出ることも。
例えばインプラントで奥歯が噛めるようになることには、見た目以上に機能的・健康的なメリットがあります。
1. しっかり噛めることで、食事が楽しめる
- 奥歯は主に「すり潰す」役割を担っており、噛む力の大部分(60〜80%)を担っています。
- インプラントによって奥歯の機能が回復すると、硬いものや繊維質の食べ物も楽に噛めるようになります。
- 結果、食事の選択肢が広がり、栄養バランスが良くなる→体全体の健康にもつながります。
2. 会話がしやすくなる
- 奥歯があることで舌の位置が安定しやすくなり、滑舌が改善されることがあります。
- 特に部分入れ歯では異物感やズレが生じやすいのに対し、インプラントは違和感が少なく発音に影響しにくいです。
3. 顎の骨が痩せにくくなる
- 歯を失うと、その周辺の顎骨は刺激がなくなり、徐々に吸収されます。
- インプラントは顎の骨と結合し、噛む力が直接骨に伝わるため、骨吸収が抑制されます。
4. かみ合わせのバランスが保たれる
- 奥歯を失ったままにすると、残っている歯が傾いたり、反対側の歯が伸びてくることがあります。
- インプラントで奥歯を補うことで、かみ合わせの崩れを防ぎ、他の歯の寿命を延ばすことにもつながります。
5. 外れない・ズレない
- 部分入れ歯や総入れ歯と比べて、しっかり固定されるのでズレや異物感が少ないです。
- 食事中の不快感や不安感が減り、人との会話や外食にも自信が持てるようになります。
インプラントで奥歯が噛めるようになると、
「噛める喜び」+「健康維持」+「長期的な口腔環境の安定」
という3つの大きなメリットがあります。
特に、将来の健康(認知症・栄養・生活の質)を考える上でも、奥歯の再建はとても重要とされています。つばめデンタルクリニック川西では、数多くのインプラント症例を治療しています。奥歯もそうですが、前歯の再建も数多くのケースがあります。いつでもご相談ください。
大臼歯のインプラント治療の一例
①左上567,右下567をインプラント治療で補綴した症例



②下顎両側456をインプラント治療で補綴した症例

