インプラントは人工歯根を歯槽骨に埋め込み、その上に人工の歯を被せることで、失った歯を手に入れることが出来る治療法です。
インプラントの特徴として、天然の歯と同じような噛み心地と見た目を手に入れることが出来ます。
ブリッジのように両隣の歯を削って固定することがないため、体への侵襲が少ない治療です。
当院ではstraumann(ストローマン)のインプラントを用いたインプラント治療を行っております。院長はITIメンバーです。
失った歯をインプラントを用いた修復を行うことはもちろん、インプラントアンカーを用いた矯正治療、審美領域のインプラント治療や、難症例と他院で診断された症例も、矯正専門医やインプラント専門医との連携治療を行うことで解決を図ります。
お気軽にご相談ください。
ストローマンのインプラントを使用
ストローマンインプラントは1974年に開発されて以来、世界40ヶ国以上で使用され、もっとも信用されているインプラントの一つです。
当院が使用する『ロキソリッド/Roxolid』は、ジルコニウムという新しい素材を使用しています。純チタンよりも固く、人体との親和性の高いインプラントの為、体への負担も少なく従来では難しかった治療にも対応できます。
インプラントの噛む力は天然の歯と同じくらいと言われ、硬い食べ物も自然な歯とほとんど変わらない感覚で食べることができます。
入れ歯は歯肉を覆ってしまう部分があるため、異物感があり食べ物が美味しくなく感じます。インプラントは自然の歯とほぼ同じ構造ですので、異物感がなく食べ物も美味しく食べることができます。
部分入れ歯では周囲の歯に負担が掛かり、ブリッジでは健康な隣の歯も削ります。インプラントは残っている天然歯を守る治療法とも言われ、周囲の歯の寿命を縮めることがありません。
インプラントは自分の歯に近い外観が可能な治療法です。入れ歯やブリッジは、見た目で分かってしまいますが、インプラント治療はほぼ天然の歯と変わりません。
入れ歯やブリッジでは、歯を失った部分の骨に咀嚼による刺激が伝わらないため、骨が減っていきます。インプラントは骨に咀嚼の刺激が伝わるので衰退を防止できます。
インプラントは定期的にケアすることで、非常に長持ちします。また、入れ歯のように外して掃除する手間もありません。
インプラント
○ メリット
× デメリット
ブリッジ
○ メリット
× デメリット
入れ歯
○ メリット
× デメリット
ロケーターインプラントとは、インプラントと入れ歯を結合させ、入れ歯を外れにくくし、入れ歯の痛みを軽減することができる治療法です。
入れ歯と歯肉を、ボタンのような留め具でくっつけて固定します。かなり、強固にくっつくので、安定が非常に良く、食事中に外れることがなく、人気の入れ歯です。
また入れ歯の取り外しもできるので、手入れがしやすく、衛生面でも優れています。
患者様の歯に欠損が生じた場合、インプラント治療はブリッジや入れ歯以上にメリットがあります。なぜならインプラントは多くの症例に対応していて、健康な歯も削らずに済むからです。またインプラント技術は日々進歩を続けており、以前は治療が難しかった糖尿病、高血圧・心臓病などの既往歴を持つ患者様にも対応できるようになってきました。
しかし歯科医院によっては土台となる骨の量が足りてないために、インプラント治療を断られてしまうケースもあります。そこで当クリニックではそのような症例においても、検査及びカウンセリングを徹底し、できるかぎり対応する体制を整えています。
日本人は顎の骨量が欧米人よりも少ない傾向にあります。そのため、インプラントを行う際に「顎の骨が薄い、高さが足りない」といった理由で治療を断られるケースがありました。
しかし、そのようなケースにおいても骨造成や骨移植などを行えば、インプラント治療が可能な環境を作り上げることが可能です。治療期間が長引いたり、高度な技術が要求されたりしますが、当クリニックは豊富な経験をもつドクターが最新の治療をご用意し、安心して手術を終えられる環境を整えています。ぜひ安心してご相談ください。
歯の生えていた箇所から上顎洞と呼ばれる部分を押し上げて、隙間に骨補填剤を充填していきます。上顎の奥歯の骨量が不足している際に行われることの多い骨造成法です。
上顎の側面から穴を開けて隙間をつくり、骨補填剤を埋入することで骨量の回復を目指します。骨量を大幅に増やす必要があったり、上顎と上顎洞の隙間が狭かったりする場合に行うのがソケットリフトと異なる点です。
歯槽骨の幅や高さが不足している部分に、自家骨や骨補填剤を入れて、特殊な膜(メンブレン)で覆い被せます。おおよそ3~6ヶ月間で骨が再生するので、その後にインプラント治療を行っていきます。
抜歯後の穴を放置すると骨はどんどん失われていきます。そこで、歯を抜いた部分に自家骨や骨補填剤を入れて、骨がやせるのを防ぐ治療法です。「リッジプリザベーション」や「サイトプリザベーション」とも呼ばれています。
文字通り抜歯後、すぐにインプラントを埋め込む術式です。患者様の症例によっては難しい場合もありますが、インプラントを手術当日に入れられるので、穴が開いている期間がありません。患者様にとっては手術の回数が減って、治療期間も短くなるのがメリットです。
加齢や歯周病によって、骨幅が狭くなることがあります。このようなケースでは、リッジエクスパンションと呼ばれる手法が有効です。特殊な器具で歯槽骨の頂点を割って、インプラント体を埋め込んでいきます。
以前のインプラント治療は、歯科医師の技術、経験、勘に依存する部分が多い状況でした。結果的に術中・術後に深刻なトラブルが生じるケースもありました。しかし、当クリニックでは術前にCTスキャンやセレックシステムを用いて、高精度なシミュレーションを行っています。事前のシミュレーション通りに、インプラント埋入を行うことで、手術の精度が安定するのが特徴です。
当クリニックでは、インプラント手術の際に「サージカルガイド(サージカルテンプレート)」を用いるのが特徴です。事前にCTスキャンによって得られた3Dデータをもとに、コンピューター上で手術のシミュレーションを行います。そのシミュレーション通りに3Dプリンターでレジン性のガイドを作製します。これがサージカルガイドです。サージカルガイドがあれば、インプラントを埋入する角度や深度などを正確にサポートしてくれるので、手術の安全性をより高められます。
歯科用CTで撮影します。 3D光学印象により、印象採得を行います。 CTと光学スキャナーのデータを基に、インプラントの埋入の位置、角度、深さや人工歯の形態などを設計していきます。 インプラント手術のシミュレーションをコンピューター上で行います。シミュレーションのデータを基に専用のサージカルガイドを作成します。 患者様の口腔内にサージカルガイドを固定後、ガイデットインスツルメントを用いてインプラント床を形成し、インプラントを埋入していきます。
インプラント治療の流れ
Step01CTの撮影
撮影によって、3次元画像から骨・血管・神経の走行などについて確認をしていきます。
Step023D光学スキャナーによる光学印象
軟組織のデータもスキャンしていきます。
※口腔内の状況により、従来のシリコンによる型取りが必要な場合もあります。
Step03診断と3Dインプラントプランニング
Step04サージカルガイドの作製
Step05サージカルガイドによるインプラントの埋入
手術の際には局所麻酔を使用します。また手術に対して「過度の不安がある」「手術時間が長引く可能性がある」などのケースでは静脈内鎮静法をご提案できるので、リラックスして手術を受けることが可能です。そのため、術中に痛みを覚えることはありません。痛みが生じるのは麻酔効果が切れた後です。痛みの感じ方に個人差はあるものの、ほとんどが鎮痛薬を数回服用する程度で治まってきます。ただ、痛みが長く続く場合などは、念のためご相談いただければと思います。
手術後はインプラントを埋入した箇所が腫れたり、内出血が起きたりすることがあります。しかし、通常2~3週間程度で元の状態に戻りますので、ご安心ください。
インプラントは天然歯と比較すると粘膜との結合が弱い傾向にあります。そのため、天然歯に比べると感染リスクが高く、インプラント周囲炎になりやすいのです。そこで天然歯以上に毎日の口腔清掃を的確に行わなければなりません。あわせて、定期的に歯科医院に来院し、インプラントに問題がないかメインテナンスを受けていただくことが大切です。
インプラントの治療開始から治療終了までの期間は、個々の症例によって大きく異なります。なぜならインプラントは顎の骨と金属体を結合させる必要がありますが、その期間は患者様の顎の骨の状態に大きく依存するからです。特に顎の骨が薄い・足りない場合などは骨造成や骨移植が必要となるため、より治療期間が延びます。当クリニックにご相談いただければ、問診や検査によって、ある程度の治療期間をお伝えできますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
患者様が歯周病に罹患している場合、インプラント手術を受けてもインプラントの寿命が短くなるという研究結果が出ています。そのため当クリニックでも、インプラント前に歯周病の治療を終わらせることをご提案しています。