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歯を失ってしまった方への治療

歯を失ってしまった方へ

  • むし歯や歯周病、事故やケガなど、歯を失う事態は誰にでも起きます。ただし、歯を失ったときに「1本くらいいいだろう」と放置するのは好ましくありません。まず見た目の悪さや食事のしにくさなどの問題がありますし、残存歯の寿命も縮みます。人間の噛む力は数十キロもありますが、通常すべての歯で分担しています。ところが歯を失うと残存歯への負担が増えてしまうため、残存歯の摩耗や欠け・割れなどの危険性が上がります。
    また、歯は空いた場所に移動する性質があるので、1本でも歯が無くなると噛み合わせのバランスがどんどん崩れていきます。そのような事態を避けるためにも、ぜひ早めに対策しましょう。

  • 歯を失ったまま放置すると
    起こる悪影響

    • 見た目への影響

      口は対面する人に見られる場所なので、前歯などが無いと違和感を持たれます。その一方で、「見えない場所ならいいだろう」という判断も実は好ましくありません。歯が無い状態が続くと歯並びがずれていくので、やがて前歯などにも悪影響が出てくるのです。そのためどの歯でも、失ったまま放置すると見た目の悪さにつながります。

    • 食事への影響

      歯は噛み切ったりすりつぶしたりするなど、食事の際にさまざまな役割を果たします。仮に歯を1本失っただけだとしても、対合歯も食事に寄与しなくなり2本の機能が失われます。すると胃腸への負荷も増えますから、次第に健康に悪影響が及びます。

    • 歯並び・噛み合わせへの影響

      歯並びは固定されたものではなく、常に変化しています。歯は全部そろっている状態ではそれほど大きく動くことはできませんが、スペースができると移動しやすくなります。そのため歯が無いと歯並びのずれは大きくなっていくのです。

    • むし歯・歯周病への影響

      歯を失うと歯並びが乱れて、歯磨きしにくい状態になります。すると、問題がない部分にも歯垢や歯石が溜まりやすくなり、お口のトラブルが増える可能性が上がります。

歯を失ってしまった方への
治療

歯を失ったときの対処方法としては、インプラント、入れ歯、ブリッジの3種類があり、当院はこれらのすべてを扱っています。それぞれの方法にメリット・デメリットがありますし、患者さまのお口の状態やライフスタイルによっても適した方法は異なります。ご相談いただければ、さまざまな条件を加味して適切な提案ができますので、まずはご要望を聞かせてください。

  • インプラント

    ○メリット

    • 自分の歯のような感覚で噛む事ができる
    • 周囲の健全歯を傷つける事がない
    • 審美性が良好
    • インプラントがしっかり固定すると、顎骨がやせるのを防ぐことが出来る

    ×デメリット

    • 手術が必要
    • 体質や疾病(重度の糖尿病など)によっては治療できない場合がある
    • インプラントは顎骨に埋めるため、細菌感染には十分な注意が必要。正しい生活習慣と定期検診を受けて長く維持する事ができる
    • 保険適用外のため、自由診療になる
  • 入れ歯治療

    ○メリット

    • 一般的な治療の為、比較的簡単に治療が受けられる
    • 取り外しができる為、自分では歯みがきが困難な方には衛生的

    ×デメリット

    • 形状が合わないと口の中で動きやすく、痛みがともなう事がある
    • 違和感が大きい
    • バネの架かる歯は負担が大きい
    • 食べ物のカスがつまりやすく、口の中が不衛生になりやすい
    • 固い物やお餅等、噛むのに苦労する
    • 発音がしづらくなる事がある
    • 取り外して手入れをする必要がある
  • ブリッジ

    ○メリット

    • 補綴物(被せる人工の歯)を選べば審美性は良好
    • 自分の歯と比べ、食感や味覚は、あまり差がない

    ×デメリット

    • 健全な歯を削る必要がある
    • 支えになる歯は負担が大きい
    • 抜けた歯の部分の顎骨が、次第にやせてしまう事がある
    • 食べ物のカスがつまりやすく、口の中が不衛生になりやすい

入れ歯治療

  • 当院では「入れ歯が外れやすいので調整してほしい」「金属アレルギーの心配がない入れ歯を入れたい」などあらゆる入れ歯のご要望に対応しています。患者さま一人ひとりの状況にあわせて、審美面や機能面を重視したオーダーメイドの入れ歯作製を行うことも可能です。

  • 当院で扱っている入れ歯

    保険の入れ歯

    歯肉に触れる床部分が、レジン(歯科用プラスチック)で作られている入れ歯です。保険診療で製作できるため、治療費が安価で済みます。また、ほとんどの症例で使用でき、修理が必要になってもすぐに対応可能です。
    一方、強度を保つために厚く作製する必要があるので、装着時の違和感を覚える方もいらっしゃいます。

  • ノンクラスプデンチャー

    ノンクラスプデンチャーは、留め具となる金属のバネ(クラスプ)を使用しない入れ歯です。装着時に自然な見た目を演出してくれます。また、金属を一切使用していないため、金属アレルギーをお持ちの患者さまも安心です。

    • メリット

      • 金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がない。
      • 薄く作製することで、使用時の違和感を減らす効果が期待できる。
    • デメリット

      • 衝撃に弱い素材で、破損すると預かり対応になるため、歯のない時期ができてしまう恐れがある。
      • 特殊な素材で作製するので、破損した際、次の装置が出来上がるまでお時間をいただく場合がある。
      • 装置を固定するため、引っ掛ける歯がない方はご使用いただけない。
      • 保険適用外のため、自由診療になる。
  • インプラントオーバーデンチャー

    顎の骨に埋め込んだ数本のインプラントで入れ歯を固定する方法です。多くの歯を失ったときに対応しやすい入れ歯のメリットと、ズレが生じないので不快感がなく噛みやすいインプラントのメリットを合わせた対応策ともいえるでしょう。すべての歯をインプラントで補うより費用が安く治療期間も短くて済みますし、一般的な入れ歯よりもしっかりと噛むことができます。

    インプラント治療
    • メリット

      • 入れ歯を金具や磁石で支える構造なので、「しっかり安定する」、「食べ物をよく噛めるようになる」、といった効果が期待できる。
      • 入れ歯を固定させるためのインプラントが、比較的少なくて済む(2~4本)ことから、患者さまの治療費を抑えられる可能性がある。
      • 入れ歯部分が取り外せるので、患者さまご自身で簡単にセルフケアを行うことができる。
    • デメリット

      • 手術が必要なので、患者さまの体力に負担をかける可能性がある。
      • インプラント手術と入れ歯の製作が必要になるので、治療が長期に渡るケースがある。
      • インプラントと入れ歯、どちらかに不具合が生じると咀嚼や会話がしづらくなる可能性がある。
      • 保険適用外のため、自由診療になる。
  • 金属床

    入れ歯の主要部分に金属を使ったタイプです。プラスチックよりも強固で薄く製作することが可能です。違和感が少なく、食べ物の熱も伝わりやすいので、より食事を美味しく楽しむことができます。

    • メリット

      • 保険診療のプラスチック(レジン)より頑丈で、薄く加工できる。
      • 金属を土台に使うため、頑丈な義歯を作製でき、しっかり噛める。
      • 金属から熱が伝わり、患者さまが味覚を感じやすくなることで、より食事を楽しめるようになる。
    • デメリット

      • 金属アレルギーをお持ちの患者さまは使用できない可能性がある。
      • 素材に重みがあるため、金属床を装着した際に違和感を覚える場合がある。
      • 保険適用外のため、自由診療になる。
  • 入れ歯の
    料金・治療期間・治療回数

    料金は、各症例によって変動するため、
    まずはお見積もりが必要です。

    補綴診断料 2,200円(税込)
    歯冠形成料 4,180円(税込)/1歯
    印象料 少数歯欠損 4,400円(税込)
    多数歯欠損 8,800円(税込)
    咬合採得料 5,500円(税込)
    排列試適料 3,300円(税込)
    床仕上げ料 レジン樹脂床 少数歯欠損 137,500円(税込)
    多数歯欠損 159,500円(税込)
    ポリスルフォン樹脂床 少数歯欠損 192,500円(税込)
    多数歯欠損 236,500円(税込)
    コバルトクロム金属床 少数歯欠損 253,000円(税込)
    多数歯欠損 335,500円(税込)
    床用人工歯料 レジン樹脂歯 880円(税込)/1歯
    レジン硬質樹脂歯 2,200円(税込)/1歯
    セラミック陶歯 3,300円(税込)/1歯
    大連結子 特殊鋼屈曲バー 11,000円(税込)
    白金加金鋳造バー 33,000円(税込)
    クラスプ 鋳造鉤 双歯鉤 19,800円(税込)
    両翼鉤 15,400円(税込)
    フック、スパー 4,400円(税込)
    線鉤 双歯鉤 8,800円(税込)
    両翼鉤 7,150円(税込)
    PRIクラスプ 19,800円(税込)
    Iバー、Tバー
    その他コンビネーション
    15,400円(税込)
    アタッチメント コーヌス 内冠 55,000円(税込)
    外冠 58,300円(税込)
    ドルダーバーシステム 52,800円(税込)
    磁性アタッチメント 44,000円(税込)
    指導料 3,850円(税込)
    その他(補強線、蝋着、等) 5,720円(税込)
    治療期間 1ヶ月
    治療回数 ・印象 1回
    ・技工物試適 1回
    ・セット 1回
    ・調整 複数回
    ※症例により、変動します

ブリッジ

1~2本の歯を失った症例に向いている方法です。歯を失った部分は橋桁のように浮いている形の3~4連の被せ物を作って装着します。台となる歯が健康であっても被せ物を装着するために削る必要がありますが、固定式なので天然歯に近い使用感があります。またインプラントのように手術を伴うことが無いので、気軽に治療できることもメリットです。さらに、保険適用で安く作ることができますし、費用が上がっても美しさや耐久性を優先したい人にはセラミックなどの自費診療もおすすめです。
当院では、残存歯の状況に応じて、全顎フルブリッジなど、ロングスパンのブリッジの製作が可能です。インプラントや入れ歯に抵抗がある方もまずはご相談ください。

被せ物について