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白い詰め物〜ジルコニア、e.max、CADCAM〜どれを選んだら良いのかな?

現在白い詰め物に関しましては、ジルコニア、e.max(イーマックス)といったセラミックの詰め物が自由診療で使われています。

また、2024年度の保険の改定により、CADCAMインレーやCADCAMクラウンが一部保険適応になりました。

①ジルコニアインレー、クラウン(保険適応外)

ジルコニアインレー、クラウンとは、酸化ジルコニウムを素材として作られるインレー、クラウンのことです。ジルコニアは「人工ダイヤモンド」とも呼ばれており、金属を含まないため、金属アレルギーの心配がありません。審美性に優れ、天然歯に近い仕上がりが可能です。セラミックよりも強度が高いです。

表面が非常に滑沢ですので、プラークがつきにくく、むし歯や歯周病のリスクを減らすことができます。

一方デメリットは、保険適用外のため費用が高くなります。また、加工が難しく、調整が必要な場合があります。

② e.max(イーマックス)(保険適応外)

e.max(イーマックス)とは、二ケイ酸リチウムを主成分とするガラスセラミックを使用したインレーやクラウンのことです。

前歯や小臼歯に適している材料です。

審美性が高く、天然歯に近い透明感と色調再現が可能です。耐久性があり、通常のセラミックよりも強度が高いです。完全メタルフリーのため、金属アレルギーの心配がありません。また、適度な硬さで、咬み合う歯を傷めにくいのが特徴です。

デメリットは、衝撃に弱くジルコニアよりは割れやすく、強い噛みしめや歯ぎしりがある場合は適応外です。

③CADCAMインレー、CADCAM冠(条件付きで保険適応)

CADCAMインレー、CADCAM冠とは、CAD/CAMを用いて作製される詰め物や被せ物のことです。

CAD(Computer-Aided Design):口腔内スキャンまたは歯型を基にコンピュータ上で設計すること

CAM(Computer-Aided Manufacturing):設計データをもとに専用の機械で削り出すこと

CADCAMインレー、CADCAM冠は樹脂にセラミックを混ぜた材料を使用しているため、金属アレルギーの心配がありません。条件を満たせば健康保険の適用が可能です。

一方デメリットは、耐久性に劣るため、強い咬合力が加わると割れる可能性があります。そのため詰め物に厚みが必要になるので、歯の切削量が最も多く必要です。傷がつき易いので、プラークがつきやすく、歯肉炎や歯周炎、むし歯、口臭のリスクが上がる可能性があります。条件によっては保険適用外です。

つばめデンタルクリニック川西では、ジルコニア、e.max、CADCAM、いずれも取り扱っています。

どちらも一長一短ありますので、大切な歯を守るためのご提案をさせていただきます。お気軽にお問い合わせください。