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ある日突然顎が開かなくなりました。

顎がかくかくと鳴る、口を開けると痛いなどといった症状をお持ちの方はおられませんか?

お食事の時に顎が痛んだり、口が開きにくくなると、お食事をとるのが億劫になります。
顎関節症とは、
①顎の関節や噛む筋肉(咀嚼筋)の疼痛
②顎を開け閉めする時に音が鳴る
③口が開きにくいといった顎運動の異常
これら3つの症状のうち、1つ以上を有することにより診断がつきます。顎の違和感や首こり、肩こり、耳鳴り、レントゲンによる骨の異常などだけでは顎関節症とはいいません。

顎関節症の原因には、噛み合わせに問題があることや顎を打つなどの外傷、顎の骨の形態の異常などの解剖学的要因、精神的な要因などさまざまな要因により発症すると言われています。中でも、ストレスによるくいしばりや歯ぎしりといった過剰な顎への負担により顎の関節を痛めてしまうことが特に問題視されています。

過剰なストレスは交感神経を活発にし、咀嚼筋の緊張を引き起こします。その結果、顎関節の負担を増加させる可能性があります。過剰なストレスをため込まないことが重要なのですが、認知行動療法といって、噛み締めなどの顎や歯に良くない癖を自覚し、それらを意識してやめていくことは、顎関節症の治療の上で非常に有効です。

顎関節症の治療には、薬物療法、マウスピース療法、理学療法、噛み合わせの治療などを行います。顎の関節に腫瘍ができているなど、よほどの症状がない限りは、近年では顎の手術を行うことはありません。また、耐え難い痛みがある状態では、痛みを堪えて無理やり口を開けず、安静にすることが大切です。食事やおしゃべりなど、顎の運動は日常の生活で欠かすことができません。顎関節症はクオリティオブライフを著しく低下させる事があるため、適切な治療が必要です。

顎関節は耳、鼻、歯などに近いため、他の疾患との見極めが大切です。まれに、顎関節に腫瘍ができる事もあります。たかが顎の痛みと侮らず、症状の続く方は歯医者さんに相談してみて下さい。

つばめデンタルクリニック川西では、顎関節症による諸問題に対しての診断や治療を行っています。顎に対して気になる点がある方は、いつでもお気軽にご相談ください。