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スポーツと歯の関係②
さて、3月はスポーツシリーズです。
皆さんはスポーツで汗をかくことは好きですか?
スポーツを行うことにより、体を動かすという、ヒト本来が持っている本能的な欲求を満たすことができます。また、汗をかくことで気分が爽快になり、スポーツをすることにより、達成感や他の人との連帯感など精神面も満たされます。もちろん、体力の増進、食欲の増加、ストレス発散、筋力の増加、しいては生活習慣病の予防など、心身共に大きなメリットがあります。
さて、スポーツで汗をかいたら、当然喉が渇きますね。これから暑くなりますから、熱中症の予防のため、水分の補給をしっかりと行う必要があります。
体液に近いイオン飲料などは、汗をかいて失われた水分やナトリウムなどの電解質を補給してくれるため、脱水や熱中症の予防に非常に効果的です。
しかし、清涼飲料水にはショ糖が含まれているため、ダラダラと飲み続けるとむし歯のリスクが上がってしまいます。
糖質の含まれている食べ物や飲み物を摂取すると、歯の表面に付着しているプラークは酸性へと傾きます。むし歯菌は糖を分解する際に酸性の物質を作り出すため、その結果、エナメル質が脱灰され、歯に穴があいてむし歯が発症します。
口腔内のpHは6.8程度で安定しています。5.5以下になると、エナメル質が脱灰します。清涼飲料水は極めて低いpH(3.5から4程度)となっているため、ポカリスエットやアクエリアス、OS -1などを頻繁に飲んでいると、脱水や熱中症の予防には大きな効果がありますが、むし歯ができやすくなります。飲み方には注意してください。
むし歯ができるのは誰だって嫌ですよね。だから、スポーツをする際には、必ずスポーツドリンク用の水筒とお水の入った水筒の二つを携帯し、清涼飲料水を飲んだ後には必ずお水を飲むか、お口をすすぎましょう。
これで虫歯のリスクを減らすことができます。
さらにむし歯予防のために、キシリトールが配合されたガムを噛むと良いですね。
プロのスポーツ選手で試合中にガムを噛んでいる方がおられますよね。ガムを噛むことにより、副交感神経の働きが高まり、リラックス効果が働きます。 スポーツで効果を上げるためには、適度の緊張感とリラックスが必要です。 ガムを噛むという行為には、虫歯を予防する効果がある以外にも自律神経のバランスを整える効果があるんです。
ガムを噛んでも良い環境であれば、ぜひ一度、お試しください。
さて、つばめデンタルクリニック川西のスタッフの中にはバリバリのスノーボーダーがいます。
誰でしょう、、、(ヒント、髪の色に特徴のあるあの方です!)
今日からWBCが開幕します。楽しみですね!スポーツで皆さんも良い汗をかいて下さいね。
ただし運動の際の事故や食いしばりによるトラブル、清涼飲料水の取りすぎにはくれぐれもお気をつけください。