ご予約はコチラ

診療時間
9:00~13:00/14:00~18:30
※月曜午後は、17:00まで診療
休診日
木曜、土曜午後、日曜、祝日

ブログ

スポーツと歯の関係①

3月になりました。暖かくなってくると、体を動かしたくなりますね。

スキーやスノーボードなどのウインタースポーツも良いですが、春になると登山なんかも楽しいですね。

 

さて今日はスポーツと歯に関するお話を。

先日ラグビー部でバリバリ活動している男子学生さんが前歯をぶつけて痛いと受診されました。

幸い歯は無事でしたが、なんと、顎骨にヒビが入っておられました。

 

普段使用しているスポーツ用のマウスピースをたまたま外していた時に、先輩の頭と前歯がぶつかったとのこと。(頭をぶつけた先輩も痛そう、、、)

顎骨が折れると、当然ですがめちゃくちゃ痛いです!

 

前歯が折れると、折れた場所によっては抜歯になることもあります。折れた部位の神経が露出していると、神経を取る必要もありますね。

 

マウスピースの着用がルールで義務付けられているのは、ボクシング、アメフト、アイスホッケー、ラグビー、テコンドーなどです。中学生や高校生では、バスケットボール、野球、サッカーなど球技での外傷で歯科受診される方も多いです。

 

スポーツ用のマウスガードです。黄色、青、赤、白、いろいろな色のバリエーションがあります。プロのスポーツ選手で二色ミックスを使用しておられる方もおられますね!

 

体や道具がぶつかり合うスポーツをされる際には、なるべくスポーツ用のマウスピースを使用するのが望ましいのですが、万が一使用していなくて前歯をぶつけて歯が折れてしまったり、抜けてしまった場合も慌てずに対応しましょう。

 

スポーツ中に前歯をぶつけてしまって、歯が大きく折れてしまった場合には歯の神経が露出している可能性があります。折れた歯から出血しているような場合には、神経が露出している場合があるので、なるべく早く歯医者さんに行きましょう。歯が少し欠けた程度で出血がなく、痛みやぐらつきがなければ、あわてる必要はありません。

ぶつけた歯がグラグラしている場合には、指で元の位置に戻してみましょう。上手く元の位置に戻せたら、できるだけ速やかに歯科医院を受診して、治療を受けましょう。歯が抜けてしまった場合には、歯の保存液(学校にあることが多いです)や牛乳に入れて、急いで歯科医院に行きましょう。歯の根っこの部分は触らないでください。歯根膜が汚染すると、再植できなくなります。歯が乾燥してしまうと30分ほどで歯根膜が壊死してしまうため、再植してもくっつかなくなります。スポーツをしていて歯をぶつけて歯が抜けてしまった場合、なるべく早くに歯医者さんで治療を受けるようにしてください。

つばめデンタルクリニック川西では、スポーツ用のマウスピースの製作から、外傷の治療、メインテナンスを行っています。

スポーツをされる方は、なんとむし歯のリスクも上がることがあります。長くなりましたので、次回、そのお話を続けたいと思います。