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歯周病と認知症や糖尿病など全身の健康との関連。改善のコツは歯磨きにあり!②

糖尿病は、インスリンが不足していたり、インスリンの作用が低下していることが原因で、血糖値の上昇を抑える働きが低下してしまい、慢性的に血糖が高い状態が続く病気です。
糖尿病に罹患すると、歯周病に罹患しやすくなります。
なんと、糖尿病に罹患していない群より、おおよそ2倍(1.2~ 2.6倍)罹患しやすくなるということが分かっています。
また、糖尿病に罹患すると、歯周病がより重症化しやすくなります。
なぜ、歯周病と糖尿病には相互関係があるのでしょうか。
歯周病は歯周病菌による感染症です。
感染した歯周ポケットからは、炎症を起こす際に放出される化学物質がたくさん産生されます。
この化学物質がポケット内の血管を通過して体中に送られます。

歯周ポケットはご自身ではなかなか確認できませんが、口腔内にポケットが出現し、慢性的な出血や膿が治療されずに放置されていると考えると、、、怖いですね。体全体を考えても、無視できない問題です。

ポケットから血管内に入り込んだ化学物質は、体のなかでインスリンの作用を弱めます。
その結果、糖尿病が進行しやすくなるのです。
糖尿病に罹患している患者さんに歯周病の治療を行うことは、血糖のコントロールにも有効です。
歯周病の治療を開始して3〜4カ月でHbA1cが約0.3%低下することが分かっています。
歯周病は糖尿病だけではなく、さまざまな病気を引き起こすリスクファクターとなります。
歯周病の細菌や炎症物質は、腫れた歯肉から血管内に侵入し全身に回ります。
歯周病は狭心症、 心筋梗塞、アルツハイマー性認知症、関節リウマチ、早産、低体重児の出産リスクともなり得ます。
全身疾患のリスクを減らし、健康な生活を続けるためには、歯周病の予防や治療を行うことがとても大切です。
フロスを使う、歯間ブラシを使うといった補助用具の使用は極めて効果的です。
さあ、今日からレッツフロッシング!
 
つばめデンタルクリニック川西では、全身疾患をお持ちの患者さまでも、全身モニタリングを行う事で安全に歯科治療を受けていただくことが可能です。
歯周病に効果的な歯磨きの仕方、フロスの使い方についても、経験豊富な歯科衛生士が責任を持って指導しますので、お気軽にご相談ください。
それでは次回は、清掃補助用具についてのお話をしたいと思います。
歯ブラシだけじゃなくフロスや歯間ブラシを使って、さらなるプラークコントロールの向上を目指しましょう。