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光学印象ってこんなに面白い!itero導入しました①
光学印象ってご存知ですか?
現在はまだ、歯の型取りをして被せを入れる治療がメインです。お口のサイズに合ったトレーを用いて、印象材といわれる粉と液を混ぜ合わせた材料を口の中で固めて歯の型を取ります。
この印象材が喉の方に流れると、非常に苦痛を感じます。実際に歯科医師である加藤も、嘔吐反射が強い人間でして、この印象材で歯の型を取られることは非常に苦痛を感じます。型を取る際には必ずと言ってよいほど、オエッとなります。
そのため、患者さんが涙目になり、オエオエなっているときのお気持ちは非常によくわかります。
そのため、嘔吐反射の強い患者さまには、喉にスプレー式の表面麻酔を行ってから型をとるなどして、なるだけ苦痛を感じさせないよう気をつけています。
嘔吐反射のきつい方は、型どりの際には前もってお気軽にお伝えくださいね。
さて光学印象とは、口腔内をカメラで撮影して、そのデータを元に、口腔内をコンピューター上で3Dで再現する機械です。
小型の口腔内カメラを使用するため、従来の口いっぱいの大きさの型取り用トレーと印象材を用いた型取りを行う必要がありません。
そのため、オエッとなる事がありません。
実際に衛生士さんが光学印象を行っている写真です。
嘔吐反射の強い患者様には楽に型取りを行うことができ、衛生士さん達も型取りを行った後に石膏を流す手間が省けるといったメリットがあります。
しかし、現在の歯科の保険診療では、光学印象はまだ残念ながら保険対象外です。
そのため、インビザラインやインプラントといった、一部の自由診療でしか光学印象は使えません。
当院では、iteroという、インビザライン向けの光学印象を導入しています。現在のところは、ほぼインビザライン専用で使用しています。
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しかし、光学印象というものは本当に面白いのです。
口の中の写真を撮影するだけで、インビザラインを用いた矯正治療を行うと、どのように綺麗に歯が並ぶのかといったイメージが即座に製作できます。
そのため、患者さまには写真を撮ったその場でどういう歯並びになるかをおおよそ1回目の治療で説明可能です。
初回カウンセリングに関しましては、ケースにもよりますが、レントゲンを撮影して口腔内をチェックします。
iteroによる撮影も前もってご予約いただけますと初回カウンセリング時に可能です。
おおよそ2000〜4000円です。実際にむし歯のチェックなどもできますから、お気軽にご相談下さい。
次回はiteroを用いたお口の中の画像をお見せします。歯並びに関してお悩みの方はぜひご覧ください。
よろしくお願いします。