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ジルコニアによる前歯の治療~それでも、ジルコニアを入れることもある~

以前、安易に削ってかぶせる治療に警鐘を鳴らしました。

では、加藤はジルコニアを入れないのか?と聞かれますと、もちろん入れます。

ジルコニアは不動体を形成する、非常に生体親和性のよい材料です。

金属アレルギーを起こしにくく、歯と詰め物のマージン部の適合の良い技工物を入れることができれば、歯肉も下がりにくい。

天然歯の補綴に使用するだけではなく、インプラントの上部補綴はほぼジルコニアを使います。

今はロングブリッジもジルコニアで入れることがほとんどです。

噛み合わせをきっちりと調整して、パワーコントロールをきっちりと行えば、破折することもほぼありません。

 

「前歯の変色がずっと気になっていましたが、機能的に問題がないので治療をしていません。」

このような患者さまが来院されました。

目がクリっとしていて、笑うと口角が自然と上がり、エクボちゃんが出る、笑顔がとても可愛らしい方です。

しかし、笑顔に自信がない様子。

原因は明らかですね。

むし歯が原因で神経を抜いた左上の前歯が、時間の経過とともに変色が進んでしまっています。

さて、これを機能的に問題がないと言い切れるでしょうか。

 

歯を食べるためのツールと見るのであれば問題ないでしょう。しかし、歯は必ずしも食べるためのツールだけではなく、コミュニケーションのためのツールでもあるはずです。

コロナ禍でのマスク着用のため、コロナ前に比べて前歯の存在感は少なくなっているかもしれません。

しかし、前歯は笑顔を構成する、口元の主役でもあるはずです。

マスクもいつかは外す時が来るかもしれませんよ!(そう願いたい!)

 

「この変色が改善されれば、かなり顔貌の印象が変わると思います。むし歯も見受けられる事ですし、むし歯の治療と根の治療をして、ジルコニアで補綴されてはいかがでしょうか?」

こうご提案させていただきました。

根の治療を行い、歯の補強をし、最終的にジルコニアで補綴しました。

この方は、ホワイトニングを行うまでもなく歯が非常に明るく(真っ白!)、そのため余計に神経を抜いて失活した歯の変色が目立ったのですね。

この場合、ホワイトニングでも多少は明るさを上げる事はできますが、真っ白にすることは不可能です。

ジルコニアで補綴します。

患者さんは、すごく印象が変わりましたね、もっと早くにやればよかった!と、とても喜んでおられました。

人は見た目だけで判断できませんが、勝手ながら笑顔が素敵な方は見ていて幸せな気分になります。

 

つばめデンタルクリニック川西では、ジルコニアをはじめ、EMAXなどオールセラミックによる審美的な補綴治療を行っています。

機能的な改善はもちろん、自然と美しくする審美的な改善方法を患者さまと一緒に考えながら診療を行っています。

当院の技工物は東京池袋の技工所、ティースクリエイティブの佐藤氏に製作を依頼しています。

セラミック専門の技工士さんであり、当院の補綴治療の中核を担っておられる方です。

前歯の変色など気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

 

みなさまを笑顔にするお手伝いをさせていただくことができれば、スタッフ一同これ以上の幸せはございません。

それでは、よろしくお願い致します。