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えっ健全な歯を削ってセラミック被せるの? 削らない治療、インビザライン&ダイレクトボンディングのススメ

安易なセラミックによる前歯の治療に警鐘。簡単に歯を削ることには、加藤は反対です。

さて、今日もインビザラインの症例です。

患者さまが、前歯が空いてきたので、隙間を埋めたいとの事で来院されました。

前歯の隙間が2ミリほどあったため、最初はジルコニアクラウンによるかぶせ物を入れる補綴治療を検討されていました。

ジルコニアなどセラミックによる歯冠修復は、きちんとした技工所による修復物を入れることができれば、とても美しく仕上がるケースが多いです。

しかし、その反面、セラミックの美しさをだすためには歯を大きく削る必要があります。

神経の残る歯であれば、神経を取る処置も必要になることがあります。

 

大きな声で言いますよ!

 

歯は一度削ると絶対に元には戻りません!!

削らないで済むのなら、削らないほうが絶対に良いです。

なんともない歯を削るなんて、本当にもったいないです。

 

そこで患者さまとカウンセリングを重ねました。

今回のケースでは、前歯を被せ物で補綴するためには、歯の軸の傾斜を変える必要があります。かなり唇側の歯質を削らなければ、被せ物を入れるとかえって前歯が突出する結果となります。

大きく削るためには、神経を取ることも必要となるかもしれません。

また、被せ物や詰め物だけで前歯の隙間を埋めようと思うと、大きな歯になります。正直、ダサいです…

セラミックのみで本当に健康的&審美的に仕上げることができるのでしょうか?

 

さぁ、こういうケースで

①可能な限り歯を削らず

②審美的な前歯を入れる

このためには、さて、どうしましょう?

 

今回はインビザライン&ダイレクトボンディングという方法を提案しました。

まずはインビザラインでマウスピース矯正を行い、前歯の隙間と傾斜を改善します。

インビザラインセットから5ヶ月。

これだけ綺麗になりました。

歯の表面のぼこぼこは、インビザライン治療を行う上でのアタッチメントです。これは矯正治療終了後に外します。

前歯の切縁が欠けていますね。さあ、ここから削らない補綴、ダイレクトボンディングで仕上げていきます。

そのお話は、また、後日。

お楽しみに。

 

今回の歯の切削量はほぼゼロです。

できれば、なるべく健康な歯を削らずに、美しい笑顔を手に入れたいですよね!

 

つばめデンタルクリニック川西では、インビザライン(マウスピース矯正)による、審美治療、咬合治療を行っています。

お気軽にお問い合わせ下さい。

エビデンスのある、美しい審美治療を一緒に考えていきましょう。