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当院のインプラントオペ ~ガイド使っています!~

当院ではstraumann社のインプラントシステムを用いた治療を行なっております。

straumann社のSLActiveは非常に予知性の良いインプラント体の表面性状です。早期負荷10年98.2%の残存率をはじめ、3から4週というOsseointegrationの早さ、それにより治癒期間が短縮され、患者さん負担が軽減されますね。

チタンとジルコニアのコラボ、ロキソリッドなど色々とstraumann社からは改良されたインプラント体が発売されていますが、インプラント体以外にも、straumann社の最新の治療法として、guided surgeryがあげられます。

安心安全なインプラントオペに欠かせないツールとして、サージカルガイドがありますので、今日はそのお話をしたいと思います。

サージカルガイドとは、その名の通り、インプラント手術時に使用するガイドなのですが、それって何?という感じだと思いますので、今回はguided surgeryについてお話しします。

サージカルガイドとは、CT画像を基に画像上でインプラントの埋入位置を決定し、その位置から得られる情報を基にインプラントを埋める方向や深さをガイドする、言ってみれば物差しのようなものです。

写真のように、歯牙にガイドを固定して、インプラントを埋めるドリルをスリーブの中に通します。

スリーブの幅はファーストドリル(一番始めに使うドリル)とほぼ同じ幅ですから、そのスリーブの方向にドリリングできるという訳です。(逆にいうと、その向き以外はドリリングできない!)

その結果、CTで得られたインプラントの埋入位置にドリリングが可能になります。

患者さんのCT画像をみていただくとよく分かるのですが、補綴物の中央ドンピシャの位置にインプラント体を設定し、かつ、インプラント体の周囲は皮質骨でカバーされています。

下顎管(神経血管束)からの距離も十分にあり、下顎管を傷つけることもありません。

この位置に、ほぼ狂うことなく、きっちりと埋めるためのツールがサージカルガイドであり、当院で使用しているstraumann社のガイドは非常に適合が良く、CT上の理想的な埋入位置と実際の患者さんの口腔内への埋入位置がほぼ同じ場所になります。

その結果、補綴物が理想的な場所に配置できますし、解剖学的に問題がない場所へのインプラント埋入ができるため、オペに関する合併症が少なくなり、メンテナンスもしやすくなりますね。

ガイドがなかった時代は、経験と勘でインプラント体を埋入していました。

私は経験ありませんが、下顎管を損傷したり、舌側の皮質骨を突き抜けて大きな事故につながることもあったようです。

高額なインプラント治療。

安心安全な治療を行うために、ガイドを用いたインプラントオペを当院では推奨します。

つばめデンタルクリニック川西では、より良いインプラント治療のために、経験や勘に基づくものだけではなく、エビデンスに基づいた治療を行うため、日々勉強し研鑽を積んでいます。

お気軽にご相談くださいね。

次回は実際のインプラントオペに関する記事を載せたいと思います。

よろしくお願いします。