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静脈内鎮静法(セデーションsedation)による歯科治療

大阪大学の歯科麻酔科の遠山先生と一緒に静脈内鎮静(セデーション)を用いたインプラント治療をさせていただきました。

大臼歯部に欠損があり、最初はノンクラスプデンチャーで補綴予定でしたが、やはり固定式で、しっかりと噛みたいという患者さんのご希望から、インプラントによる補綴を行うこととなりました。

ここで問題があり、非常に手術が怖い!!との事。そこで、患者さんの治療を静脈内鎮静を用いて行いました。

嘔吐反射も強く、かつ、歯科治療に対して強い恐怖心を抱いておられるため、静脈内鎮静(セデーション)を行い、眠っている状態でのインプラントオペを希望されました。

静脈内鎮静法にはドルミカムとプロポフォールのポンプを使用した持続注入を用いました。

麻酔は大阪大学の遠山先生が担当。

術中は血圧や二酸化炭素濃度のモニタリングを行い、点滴によりルートを確保し、ドルミカムをワンショットで入れ、その後はプロポフォールを持続ポンプを使って注入します。

大臼歯部にストローマンのBLXを二本埋入しました。

BLXは初期固定に優れている最新のストローマン社製インプラントです。抜歯即時埋入の時にも使用します。

手術中は患者さまはうとうとと眠っておられます。

ドルミカム、プロポフォールによる静脈内鎮静に加え、キシロカインによる局所麻酔を用いて歯科治療を行うため、患者さまは眠っていて痛みはなく、何も覚えておられない状況です。

治療が終わり、患者さまの目が覚めましたが、聞いてみると、麻酔を入れるときにチクっとした痛みがあった以外は、ほとんど何も覚えていません、とのことでした。

恐怖心も感じる暇なく眠りに落ちるので、良い夢を見ている間に治療が終わります。

インプラントオペを成功させるためには、経験をつんだスタッフ(この日の介助はSさんとIさんでしたが、二名とも素晴らしい衛生士です)、信頼できるインプラントメーカー、無影灯やマイクロスコープを完備した手術室、そして、素晴らしい麻酔医。CBCTやレーザー、光学印象、そして、インプラントに関する技工物を作り上げる熟練の技工士。それらがすべてそろって初めて可能になるのだと思います。

当院の昨年度のインプラント埋入本数は100本程度ですが、一本も抜けたり炎症を起こしていません。

また、当院は開業6年目になりますが、当院で埋入したインプラントに関して抜けたものは一本もありません。

これは、衛生士さんによるメインテナンスの賜物でもありますね。

当院の衛生士さんは驚くほどよく勉強しており、5月、6月と勉強会に参加します。

3月末には、私と一緒にサイナスリフトに関する勉強会に参加しました。

 

つばめデンタルクリニック川西では、静脈内鎮静法(セデーション)を用いた歯科治療のご相談が可能です。

また、その際には経験豊富な大阪大学の麻酔科のドクターによる鎮静が可能です。

麻酔は怖い‥でも、意識下の治療は怖すぎて無理!という患者さまも、静脈内鎮静法(セデーション)による治療で、お口の中の健康を取り戻すことができるかもしれません。

ずっと怖くて歯医者に行けなくて、歯が悪くなってきて人知れず悩んでいる‥そういう方は、いつでもご相談ください。

最善の治療を一緒に考えていきましょう。

よろしくお願い致します。