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親知らずの抜歯について

親知らずの抜歯について

患者さまからGoogleにコメントをいただきました。

以下、抜粋します。

「10年放置していた親知らずを抜いてもらいました。前の歯医者では大学病院で抜かないといけないと言われていたので、ずっと怖くてほったらかしていましたが、先生に抜いてもらって本当にスッキリしました。痛みも全然なくて、抜くのもあっという間だったので、こんなものかと拍子抜けしましたが、口腔外科の先生なのですね。とても上手だったと思います。反対側も抜かなくてはいけないので、また、お願いします。」

加藤の見解を述べさせていただきますね。

「埋伏している、むし歯もあり、下歯槽神経にも近く、非常に難しい抜歯でした。

痛みや知覚鈍麻がなくて何よりでした。

母校九州大学の口腔外科では、1人の口腔外科医が年間200件以上の親知らずの抜歯を行います。九大の口腔外科はかなりの症例数を誇りますので、一般の歯科医師が一生涯に行う親知らずの抜歯数よりも、九大口腔外科のドクターが1年間に行う親知らずの抜歯数が多くなることもあるかと思います。

(一般の歯科医師は普通は年間200件も親知らずを抜きません!)

母校九州大学の口腔外科医としての経験をもとに、安全安心な抜歯を行うことをモットーとしております。

下歯槽神経に近い親知らずの抜歯では、今はコーンビームCTで神経と親知らずの距離を測ることが可能です。当院ではコーンビームCTを導入しており、リスクの大きい抜歯ではCTによる下歯槽管と親知らずの距離の判定を行います。

それ故に安全な抜歯を行うことが可能です。

次回も安全な抜歯を行えるよう全力を尽くしたいと思います。

励みになるコメントありがとうございました。スタッフ一同誠心誠意頑張ります。」

親知らずはケースによっては難しい抜歯です。

特に解剖学的にも下顎管(下歯槽神経や下歯槽動静脈)に近く、下手な抜歯をすると少なくとも0.1%で知覚鈍麻が起こるとされています。

しかし、近年コーンビームCTの出現により、下顎管との距離を測ることが可能になりました。それ故に今までよく分からなかった下歯槽神経との距離が明確になり、術者は下顎管との距離がはっきりと分かるようになり、親知らずの根尖と下歯槽神経との距離がはっきりしましたから、どの方向に、どの力を加えれば侵襲の少ない抜歯ができるかということをはっきりと理解できるようになりました。

当院では、親知らずの抜歯は他院に比べて多く行っております。しかしながら、知覚鈍麻はゼロで、術後合併症もゼロです。

それは、コーンビームCTのおかげでもあり、経験から為せる技でもあると思うのです。

コーンビームCTからの情報をもとに、豊富な臨床経験とエビデンスに基づいた治療、抜歯を行うことをモットーとしています。

親知らずの抜歯で迷ったら、ご相談ください、つばめデンタルクリニック川西スタッフ一同、誠心誠意患者さまの加療にあたらせていただきます。