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2歳半、3歳半歯科検診
先日、川西市の2歳半、3歳半歯科検診の担当医を務めさせていただきました。
2歳半では子どものむし歯はほとんどありませんでしたが、3歳半になるとちらほら見受けられました。
子どもの数は減っているのですが、その分保護者の方々の子どもの歯に対する意識は高まっているので、むし歯予防に関する質問を多くいただきました。
むし歯の予防は、むし歯菌を減らす事と、むし歯菌の活動を抑える事、そして歯を強化する事、この3つを行う必要があります。
むし歯菌を減らす方法は、正しい歯みがきを行う事です。幼い子どもはまだうまく歯みがきができないので、子どもが磨いた後に必ず仕上げ磨きをしてあげてください。
歯のほっぺた側、噛み合う面、ベロ側の3面に分けて磨きます。ストロークは小さい方が良く、一本ずつ丁寧に磨く方が良いのですが、実際問題子どもに長く歯みがきをする事は難しいですよね。そのため、一回のストロークあたり2本程度磨くようにしましょう。
まずほっぺた側を磨き、噛む側、ベロ側と磨きます。仕上げにデンタルフロスで歯と歯の間を取ってあげて下さい。
プラークという、歯の表面のネバネバした汚れをきれいに取ることで、むし歯菌が減ります。
むし歯菌の活動の抑制、歯質の強化のためには、フッ素の使用がおススメです。
子ども用のジェルタイプのフッ素入り歯磨剤が使いやすくて良いと思います。
フッ素入り歯磨剤を使った後は、うがいは軽く一回程度にしておきましょう。
ダラダラおやつを食べ、ジュースを飲んでしまうと口の中が酸性に傾く時間が長くなり、むし歯が発生しやすくなります。
また、柔らかいものばかり食べると唾液の分泌が少なくなり、歯の表面にプラークが付着しやすくなります。
食事の時間とおやつの時間はちゃんと決めて、かみごたえのある物を良く噛んで食べるようにしましょう。