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歯並びやかみ合わせが悪いことによって起こる全身・生活への影響
かみ合わせが前から悪いので気になる。見た目も気になるけれど、かみ合わせが原因で体の調子が悪くなることってあるんですか?
こう思われる方はたくさんおられるように思います。
見た目は気になるけれど、それ以上にかみ合わせが原因で健康面での問題が生じてくるようであれば、改善させていく必要があるように思います。
かみ合わせが原因で起こりうる問題をまとめてみました。
■ 歯や口腔内の健康への影響
1. むし歯・歯周病になりやすい
歯が重なっている部分は歯ブラシが届きにくく、磨き残しが増え、プラークや歯石がたまりやすくなる。そのため、むし歯・歯周病のリスクが高まる。
2. 歯の寿命が短くなることもある
噛む力が特定の歯に集中することで、歯が割れたり、揺れたりすることがある。長期的に見て、歯を早く失う原因になることもある。
3. 胃腸への負担が増す
食べ物をうまく噛み砕けない・すりつぶせない。結果消化不良や胃腸への負担が増す。
■ 顎・筋肉・骨格への影響
4. 顎関節症の原因になる
噛み合わせのズレが関節に負担をかけ、口を開ける時にカクンと音が鳴る、痛む、開けにくくなるなど顎関節症の症状が出る。
5. 頭痛・肩こり・首のこり
顎のズレや片噛みの癖によって筋肉のバランスが崩れ、頭・肩・首に緊張が生じ、慢性的な痛みやこりに悩まされることもある。
6. 姿勢のゆがみ・体のバランスの崩れ
噛み合わせの乱れが、首や背中、骨盤など全身の筋肉や骨格のバランスに影響を及ぼす。猫背、骨盤のゆがみ、腰や背中の痛みなどにつながる可能性がある。
■ 発音・表情・見た目への影響
7. 発音が不明瞭になることがある
歯の隙間やでっぱり、舌の位置のずれが、サ行・タ行などの発音に悪影響を与え、滑舌が悪くなる場合がある。
8. 顔の輪郭や表情に影響が出る
歯並びと噛み合わせが、口元・頬・顎の筋肉の発達や使い方に影響して、長期的には顔の左右非対称や輪郭のゆがみが現れることもある。
■ 精神的・社会的影響
9. 精神的な影響
歯並びの悪さがコンプレックスとなり、人前で話す・笑うことに抵抗を感じる人が多い。自己肯定感の低下やコミュニケーションの消極化につながる可能性がある。
10. 集中力の低下・イライラ感
噛み合わせの不調が神経や血流に影響を与え、慢性的な疲労感や集中力低下を引き起こすこともある。頭が重い、ぼんやりする、ストレスが溜まりやすくなると感じる人もいる。
■ その他の全身への影響
11. 自律神経の乱れ
慢性的な頭痛・肩こり・不眠などが引き金となり、自律神経のバランスが崩れる場合がある。
12. 睡眠の質の低下・いびき・無呼吸
下顎が後退している人や歯列が狭い人は、気道が狭まりやすく、いびきや睡眠時無呼吸症候群のリスクが高くなる。鼻が詰まりやすく、口呼吸になることも。
歯並びの悪さは、むし歯や歯周病といった口腔トラブルだけでなく、顎関節や姿勢の乱れ、全身の不調、精神的ストレス、さらには睡眠の質の低下にまで影響を及ぼすことがあります。見た目の問題にとどまらず、日常生活や健康の質に大きく関わる問題ですので、気になる場合はいつでもご相談ください。
