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骨が足りなくてインプラント治療を断られた方へ。ソケットリフトという治療法。

スタッフブログ

2022.05.26

骨が足りないからインプラント治療はできません。

こういわれてインプラント治療を断念した方は意外と多いのではないかと思われます。

 

上顎の大臼歯部は副鼻腔の一つ、上顎洞に解剖学的に近い位置にあります。

上顎の第一大臼歯を抜歯した場合など、下手すると骨が吸収し、上顎洞底から骨頂までの幅が5ミリ程度しかない場合があります。

インプラント体は通常大臼歯では8ミリ以上の長さのものを使用しますから、5ミリの厚さしかない骨だと上顎洞に穴が開いてしまい、インプラントが貫通してしまうため、難色を示されることがあります。

上顎洞までの骨幅が少ない場合、インプラント治療が受けられないかというと、そんなことはありません。

今回は、ソケットリフトという上顎洞挙上術のお話です。

ソケットリフトとは、特殊な器具を使ってシュナイダーメンブレン(上顎洞粘膜)を挙上し、上げたスペースにご自身の骨(自家骨)や骨補填材などを入れることにより、インプラントを埋めるスペースを作り出します。
当院ではハッチリーマーという器具を用いて挙上を行います。

麻酔は局所麻酔を使用します。表面麻酔を置いて、痛くないようにしてから麻酔を入れていきます。

手術の流れは、まず歯肉を切開し、粘膜骨膜弁を剥離して、骨を露出させます。そして術前のシミュレーションの通りに製作した手術用のサージカルガイドを用いて、ドリルでインプラント手術の時のように骨を削り、上顎洞にアプローチします。上顎洞からハッチリーマを使用して少しずつシュナイダー膜を挙上し、患者さん自身の自家骨や骨補填材の移植を行います。その後、同時にインプラントを埋めます。

インプラントと同時に手術ができるため、患者さん自身の負担も少なく、手術も一回で終了します。

インプラントの上方に白っぽいものが見えますね。これが挙上した部分です。

このケースでは、自家骨とテルプラグを使用しました。自家骨は、ドリリングの際に取得できたものを使用しています。

インプラントを埋めたら、ヒーリングキャップを装着し、縫合します。

感染予防のために、抗菌薬を服用していただきます。同時に痛み止めを服用して痛みのコントロールを行います。

大体3か月から半年程度で安定します。型どりをして仮の歯を入れ、問題がないことを確認します。

 

つばめデンタルクリニック川西では、骨が足りないからインプラント治療ができないと他院で言われた方のご相談に乗らせていただいております。

ソケットリフトやGBRなど、骨を増生してインプラントを埋める治療が可能です。

また、ソケットリフトで増生が難しいケースは、サイナスリフトの適応となることがあります。

骨の状態や厚みによりますし、上顎洞の状態によっても手術の適応、適応外が決まります。お気軽にご相談ください。

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