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歯周病の治療が認知症の治療に!歯周病と全身の密な関係

歯周病治療が認知症の予防、改善に繋がります!母校九州大学の研究チームによる研究結果が報告されました。

認知症の60〜70%を占めるアルツハイマー病では、アミロイドβ蛋白(Aβ)の凝集蓄積が認められます。アミロイドβ蛋白は少しずつ脳に蓄積し、アルツハイマー病の発症や症状の進行につながるとされています。

歯周病の原因菌(ポルフィロモナス・ジンジバリス)やその毒素が血管を通じて体内に侵入することで、アミロイドβ蛋白がつくられ、脳に蓄積することが解明されてきました。

歯周病を引き起こす原因菌をポルフィロモナス・ジンジバリスといいます。

この、ポルフィロモナス・ジンジバリスは腫れた歯肉から血管内に入り込み、全身に散らばります。

血管に入った細菌は免疫力で死滅しますが、歯周病菌の死骸の持つエンドトキシンという内毒素は残ってしまうので、菌が死んでも毒素は全身に回ります。

そのため、歯周病に罹患すると、歯周ポケットの中の炎症を起こした歯肉の血管からポルフィロモナス・ジンジバリスが体内に入り込み、エンドトキシンを全身にばら撒き、全身にいろいろな悪影響を及ぼすことが分かっています。

例えば狭心症や心筋梗塞、脳梗塞はポルフィロモナス・ジンジバリスなどの刺激により血管内にプラークが沈着し、その場の血管が詰まったり、プラークが剥がれて更に血管の細いところに流されて詰まります。

また、糖尿病の発生悪化にも歯周病の関与が疑われています。エンドトキシンはTNF-αという炎症性サイトカインの産生を推し進めます。TNF-αは、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きを阻害することで血糖値に悪影響を及ぼします。

口腔内は、食べ物を分解する最初の器官です。口腔内を清潔に保つことは、全身の健康を保つことに繋がります。

初期の歯周病であれば、口腔内のお掃除をする事で、かなりの改善が見込めます。

まずは、歯周ポケットを測定し、口腔内のお掃除をしましょう。

つばめデンタルクリニック川西では、歯周病の検査、治療を行なっています。

各種講習を受講した衛生士による、歯周病ケアを受けることが可能です。健康保険適応です。初回はレントゲンを撮影して、歯周ポケットを測定し、クリーニングするところまで行ってだいたい4000円程度の負担になります。