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親知らずの抜歯とCT撮影

当院では親知らずの抜歯を行なっています。

下顎の埋伏した親知らずの抜歯に際して、最も気をつけなければならない事は、下顎管と親知らずの根尖との関係です。
下顎管とは下顎骨に存在する管で、下歯槽神経、下歯槽動脈、下歯槽静脈が中を走行します。
下顎管と親知らずの根尖が接しているケースでは、親知らずを抜歯する際に神経を傷つけてしまい、下唇の知覚鈍磨を起こすことがあります。また、まれに下歯槽動脈を損傷し、出血を引き起こすこともあります。

パノラマレントゲン撮影や、デンタルレントゲン撮影は二次元撮影のため、実際は根尖が接触していないケースでも、下顎管と接触しているように描出されてきます。また、根尖がはっきりしないケースも多々あります。

CT撮影を行う事で、下顎管の位置が三次元的に描写されるため、根尖との関係がはっきりします。それ故に安全な抜歯に繋がります。
当院では安全な親知らずの抜歯を行うため、パノラマレントゲン撮影で下顎管と親知らずの根尖が近接しているケースでは、抜歯の前にCT撮影を行なっています。

CT撮影は親知らずの抜歯や根管治療で保険診療が認められており、3割負担の方で4000円弱の負担となります。

また、当院で使用している歯科用CTはコーンビームCTのため、医科用CT撮影と比べて被曝量は非常に少ない上、照射野を絞って撮影することにより、より良い画質を得ることができます。

その上で下顎管と親知らずの根尖が接触しているケースでは、総合病院の口腔外科への紹介を行い、抜歯を行なっていただくケースもあります。

つばめデンタルクリニック川西では、安全、安心な抜歯を心がけております。
親知らずの抜歯で悩んでおられる方は、いつでもご相談ください。