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押さえておきたい歯周再生のポイント
9月9日に講習会に参加してまいりました。
タイトルは、
押さえておきたい歯周再生のポイント
演者は九州大学で学生、研修医時代を過ごした時からの恩師、船越栄次先生。
エムドゲインゲルを用いた歯周組織再生の講義です。
エムドゲインゲルは非常に良い薬ですが、肝心のフラップオペレーションが不十分だと効果が出ません。
きちんとした手術手技を行い、しっかりとした病巣の掻爬、縁下歯石の除去を行う事が必要です。
そして、フラップオペレーション以前に、患者さんの口腔内の清掃状況の改善や縁上歯石の除去をきっちりと行い、プラークの付着を最低20%以下に下げる事が必要です。
当院では基本となる患者さんのブラッシング指導、スケーリングやルートプレーニングをきっちりと行い、プラークコントロールが出来た状態になって初めてフラップオペレーションに進みます。
その上でのエムドゲインゲル、リグロスです。
エムドゲインやリグロスは良い薬ですが、ちゃんとした技術とモチベーションの元に使用しなければ効果が出ません。
歯がぐらつく、口臭が気になる、歯を磨くと出血する、といった症状をお持ちの方は、まずはご相談ください。
最新の知識をもって、全力で歯周病治療を行います。