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口の中に黒い斑点があるのですが、これ何ですか?

あれ?こんなところに黒いほくろがあったかな??

口の中は見えるところなだけに、普段見当たらないものがあると気になりますね。

口の中の黒い点には、さまざまな原因が考えられます。一般的な理由の一つは、血腫(いわゆる血豆)や傷によるかさぶたが黒く見えるものです。一方で、メラニン色素の沈着、口の中の金属の色素沈着などの場合もあり、血管が透けて見える場合や、食物の着色による影響なども考えられます。ほくろであったり、まれに、悪性の腫瘍のこともあります。

口の中の黒い点が気になる場合は、変化を注意深く観察し、大きくなる、形や色が変わるなど異常があれば歯医者さんに相談して見てもらうことが必要です。

口の中のほくろは、通常、口の中の粘膜に発生するもので、一般的には悪性ではありません。しかし、口の中にできるほくろも皮膚の他の部分と同様に悪性化することがありますので、注意が必要です。

非常に怖い病気が隠れている場合もあります。

悪性黒色腫(メラノーマ)です。

メラノーマは、皮膚細胞であるメラノサイトががん化する病気の一つです。通常は皮膚に発生しますが、目、口、消化管、尿道など他の部位にも発生することがあります。

メラノーマの全体の皮膚がんにおける割合は比較的低いですが、悪性度が高く、転移しやすいという特徴があります。

早期であれば生存率は比較的高いですが、ステージが進むと抗がん剤や放射線療法が効きにくく、浸潤しやすい特徴により手術で綺麗に取り除くことが困難になります。

一般的に、全体の皮膚がんの中でメラノーマが占める割合は約1-2%程度です。ただし、この割合は地域や人種によって異なります。

太陽光線の影響や遺伝的な要因が関与するといわれており、進行が早く転移が早いため、早期発見が重要です。口腔粘膜の変化に敏感に注意し、定期的な歯科検診を受けることがメラノーマのリスク管理に役立ちます。

新たな皮膚の斑点が見られた場合は、速やかにご相談ください。つばめデンタルクリニック川西の院長加藤は実際の診療でメラノーマを見つけたことが何度もあります。メラノーマは早期に発見すると生存率があがりますが、ステージが進むと一気に生存率が下がる怖い病気です。実際に臨床経験のある歯科医師に相談することで、メラノーマの早期発見をすることができます。

口の中の黒い点、大きくなるようならすぐにご相談を!